I型コア着脱装置(スライド式加熱テーブル)
<IHE0110A、0120Gを除く全機種>

  • 人に優しい本体横向き構造、レバー操作のみで簡単に着脱できる優れた作業性
  • ワークに優しい本体横向き構造、ワーク内壁に傷をつける心配がない

優れた加熱能力

  • 最大30%の加熱時間短縮(弊社新旧比較値)
  • 加熱ワークや使用するI型コアによる電気特性の変化を自動的に感知し、常に最適な状態で加熱
  • 出力を50%~100%まで10%刻みで任意に設定可能
  • ワーク内径にあったI型コアを選択することにより、1台で小さいワークから大きいワークまで広範囲に対応

ワイドな入力電圧

  • 世界の電圧周波数に1台で幅広く対応
  • 三相電源に業界で初めて対応(但し、IHE0110、IHE0120は単相)

優れた安全性

  • 温度センサ異常、過電流、過負荷、コイル過熱などの充実した保護機能
  • 小型で高感度なセンサが、常にワーク温度を監視、加熱速度が速くても検出面積が小さくても常に正確な温度を検出
  • うっかり温度センサを設置せずに加熱したり万が一装置の異常が発生した場合でも動作を緊急自動停止

優れた操作性

  • 操作パネル一つですべてのコントロールとモニターが可能
  • 遠隔操作用の外部入出力端子を全機種に装備

弊社の技術

皮相電力一定制御(C-APC:Constant Apparent Power Control)

従来の製品では、加熱コイル電流は周波数および電圧が固定されているため、I型コアやベアリング(負荷条件)により皮相電力が変動するので、負荷条件により効率よく加熱できる場合とそうでない場合が生じるという欠点がありました。 新型ベアリングヒーターは、特許出願中の新技術“C-APC技術”の採用により、従来型の誘導加熱装置に比べてより短い時間での加熱が可能となりました。内蔵のインバータが周波数を可変させ、I型コアおよびベアリングの負荷条件(ベアリング寸法、重量、ベアリング材質の導電性)にかかわらず常に加熱コイルの定格電流を流します。つまり負荷条件にかかわらず皮相電力を一定(機器最大)とすることで、加熱能力を向上させております。

スライド式加熱テーブル

1kVAのポータブル型以外の機種には、ベアリングとI型コアのヒーターへの装着と取り外しを容易にするため、スライド式加熱テーブル(特許)を標準装備しております。装置レバーの操作のみで、ベアリングに傷を付けることなく簡単に着脱できます。

本体コアおよびI型コアの構造

本体コアおよびI型コアを形成している珪素鋼板の構造を最適化することにより、エネルギー損失を最小に抑え、装置の高性能化に寄与しております。

安全と信頼

IHEシリーズは、当社の製品安全性に対する考えを反映させるため、海外安全規格に準拠した品質で製造しております。また、機器の保護協調にも優れ、ブレーカー及びインバータによる保護機能に加え、コイル過熱保護、温度センサ設置異常、温度センサ断線異常検知など、各種保護機能を充実させた安全性に配慮した製品です。

超小型高感度の温度センサ

長年の経験と蓄積された技術により、超小型でしかも高感度な温度センサ(N-CTCシリーズ)を開発しました。超小型でありながら優れた応答性を実現し、ベアリングヒーターの安全性と信頼性を高めております。しかも強力な永久磁石を内蔵しており、小径ベアリングの内輪にも強固に吸着します。

特殊製作品